千葉後半29分から4発、大逆転残留(日刊スポーツ)
<J1:千葉4−2東京>◇6日◇第34節◇フクアリ
来年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権(リーグ3位以内)を狙う東京が、試合の主導権を握った。J1残留がかかる千葉との一進一退の攻防で迎えた前半38分、DF徳永悠平の右CKをFWカボレが頭で押し込み、先制点を奪った。千葉はFW巻誠一郎をターゲットに、右サイドから積極的にクロスを上げてチャンスをつくったが、相手DF陣の厳しいマークに苦しみ、ゴールを割れなかった。
東京は後半8分、左サイドを駆け上がってパスを受けたDF長友佑都が、そのままゴール前中央へドリブルで持ち込んで右足で追加点をたたき込んだ。だが、ここから、J1残留を目指す千葉が猛反撃に出た。
後半29分、中盤で相手からボールを奪って縦パスを前線に放り込むと、走り込んだ途中出場のFW新居辰基が決めて1点差に詰め寄った。その2分後には左サイドからのロングボールをFW巻が胸トラップで落とし、MF谷沢達也がけり込み同点。33分には相手ペナルティーエリア内でFWレイナウドがファウルを受けてPKを獲得し、2分後にレイナウドが決めて、ついに勝ち越した。40分にはカウンター攻撃から再び谷沢が追加点を奪い、ダメ押し。序盤の劣勢を跳ね返す大逆転勝利で、来季のJ1残留を決めた。
[2008年12月6日22時4分]
シーズン前に気力を完全に奪われ、シーズン中にはスタジアムで3度、心をバッキバキに折られた。サッカー観戦にすら拒絶反応を覚え、終盤は携帯で途中経過を確認することすら出来なくなるほど追い込まれた。
だが、そんなことは今日の結果で全て水に流そう。
14時半からの2時間の間で全ての感情を表出し、やはり「世の中結果を残してナンボ」だと、強く感じた一日でした。
10年前を思い出し、験を担いで敢えて味スタに行った甲斐があった。
全ての、ジェフユナイテッド市原・千葉に関わる人々におめでとうとお疲れ様を。
だが淀川は氏ね。
■ シーズンを振り返る(千葉編)
結果的に10勝8分16敗の勝ち点38。これ、
例年なら余裕で残留決めてるレベル。今年の残留争いがいかにハードで、今年の上位がいかにだらしなかったかがよく分かる。
チームは開幕前に大混乱。上記のドブ川こと淀川前社長が土台から選手層から何から全てをぶち壊し、挙句の果てには
主力大流出を伝えないままクゼ監督と契約するという詐欺行為まで行った。
能力的には「ジェフにいるから主力で代表なんだろ?」ってレベルの選手だった(それは以降に召集されてないのを見れば一目瞭然)とはいえ、主力流出によりチームの屋台骨は総崩れ。
その上、後手後手に回った外人補強に加え、日本人選手の補強も谷澤と青木良以外はほぼ失敗。無駄金を叩いて獲った中で一番の期待を寄せていた馬場は焼肉食っただけだった。
開幕当初は期待して観れていたものの、4月29日に横国で観た対鞠戦(0−3)を観たときに、完全に今年は最下位だと確信・覚悟したものです。
それでも、6月に迎える中断期以降にかすかな期待を抱かざるを得なかった。
なぜか。
それは、
社長が交代したから。
ドブ野郎が何の責任も取らず古河にトンズラこいた後、やって来たのはJR東の三木社長。
社長が来てから、昼田さん一人にのしかかってた強化もまともに回りだし、社長の人脈を伝ってか、JR関連企業が最下位にもかかわらず次々とスポンサーになった。
もともと流出に因って得た金がある上にスポンサー収入まで。これがミラー招聘につながり、ミシェウ獲得に繋がり、戸田獲得に繋がり、深井獲得に繋がり、NAKAZIMA・RAKUYAMAのベンチ外+移籍に繋がった。
さらに、新クラブハウス+練習場に目処が立ち、GROBOと上手くやってPも確保。観客も今回の残留でさらに高い平均を目指せそうで、何より。
しかし、結果的にミラー就任後(サワイリー降臨後)10勝6分7敗の勝ち点36。やるのは選手だけど、やっぱ監督ってスゲーな。
途中の加入でとにかく選手の見極めが不安だったが、失敗はしばらく苔口を使ってたぐらい。
5月のサテリーグを横浜に観に来ているのを見たんよ。で、その試合は0−4の惨敗だったんだけど、4バックがダメと見るや否や速攻で結城を切り、なんもしてなかった玉子とRAKUYAMAをベンチから消した。
この時点で、この監督なら大丈夫と思ったね。ただ、その大丈夫は「来年J2に落ちても」だったけど、この時点では。
とはいえ、インフラ面が固まりつつある中、ソフトの面での課題は山積。
監督や社長に関しては来年以降もいいとして、選手は問題。
まず、「レンタル移籍の選手の多さ」。最終戦はスタメンのうち3人がレンタルで、控えも含めれば4人と多い。
戸田は契約が切られたからいい。早川も30過ぎてるので横縞が相変わらずアホなままなら大丈夫として、何より深井は重要。移籍金は一億はみないといけないそうで…
続いて、「バックラインの層の薄さ」。結局、
今のバックラインに生え抜き0。しかも早川の途中加入がなければ致命的だっただけに、ここの補強は急務。既に福岡の中村北斗に目をつけているらしいが、できるものならCBも…
とまぁまだ挙げる項目はあるのだが、これらは全て
若手が全く出てこないことに帰結する。
昨年まではある程度、固定メンバーとなっていたため言い訳もできただろう。が、今年は全く言い訳できない。全てのポジションでレギュラーが狙える中、結局ある程度実績のある工藤以外は誰一人出てこなかった。
クゼ時代は重用され、3月の菓子杯でゴールを決めた米倉は次第に若さを露呈。サイドのスタメンとして期待されたマツケンも、守備のレベルの低さを露呈しベンチから離れた。
また、復活が期待された結城は4バックが水本以上にダメと判明し放出。玉子に至っては一桁番号を貰いながら無気力プレーを連発。慣れない役割をさせられ可哀相な面もあったとはいえ、あまりに期待はずれ。
他の若手も同様。ダメだというのは、リザの順位と33節の対アルテ高崎戦の結果を観ればすぐ分かる。金沢・奥山・川上・益山といった当たりが僅かながら日の目を浴びた程度でシーズンが終わってしまった。
もっとも、今季は大量にクビを切られるだろう(し、それも今季に限れば当然といえる)な。
つか、ここ最近の新人補強はあまりにひどい。水水を取れた年以降は外れっぱなしで、今年も新人獲得は後手を踏んでいる。この当たり、昼田さん頼りの強化体制が改まってないというのが透けて見える。ユースに加え、ここのところを厚くしないとジェフに未来はないよ。
とりあえず、今季の日程は終了している訳で。今は近日中に発表される戦力外を眺めてから、どのような選手獲得に動くのか、注視して行こうと思います。
あ、あとFCの更新もしないとな。